今日は楽焼について少し。
千利休が400年前に考案し、茶道の為に作られた楽焼茶碗。
前に紹介した焼き方も特殊でしたが、
今日はもう一つ重要な「けずり」について。
ここの行程によって全然違うものになるので
楽焼が作られる行程の中で、一番重要な肝の部分だと思います。
上の写真は、松楽茶碗のけずられる前です。
形はある程度整えられていますが、まだ分厚くぼてっとした感じです。
削りやすい様に、適度に乾燥させられています。
これを大体3本の独自のカンナのような道具で削っていきます。
まずは側面と底部分。
手回し轆轤(ろくろ)を使い、手で回しながら削られます。
いい具合に手になじむように少しずつ削られていきます。
高台部分も整えられていきます。
茶碗の種類により色々削りかたがあるそうです。
そして口元。
お抹茶を飲むときに飲みやすいように薄く、でも薄すぎると割れてしまうので
微妙な力加減で削られていきます。
そして内側。
これも薄すぎると穴が空いてしまうので難しそうです。
ここで底の茶溜まり部分、茶筅ずりの部分がきれいに削られます。
写真みたいに削るには相当な修練が必要とされます。
見ていてすごく気持ちがいいです。
こんな感じで完成です。
見てもらってわかる通り、陶器では珍しいみたいですが
楽焼は全ての部分を手で削ります。
なので、同じ名前の作品でも、完全に同じものはありません。
一つ一つが微妙に違うので一つ一つに個性があり味わいがあるんです。
手作りの良さが詰まっています。
今回は上記のような松楽茶碗でしたが、作品により
窪みを作ったり、丸みをもたせたり、色んな削り方があります。
ほんとに見ていて気持ちよく、自分でもやってみたくなります。
やはり手作りのものっていいですねぇ。
そして、このあと釉薬が塗られたりの行程の後、焼かれます。
少しは楽焼のことわかっていただけたでしょうか?
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taishiより
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とってもわかりやすい説明と写真、ありがとうございます!
実際に、手にとって触る日、そして、お茶を点て飲む日が楽しみです!
本日も全て応援完了です。
暑い日が続きますが、健康には十分気をつけてくださいね。
またお伺いします。
m(_ _"m)ペコリ
momokiyoさんへ
こちらこそいつもありがとうございます!
僕もうずうずしております(笑)
あっちゃん先生へ
いつもありがとうございます!
同じものが二つとない手作りって いいですよね
こんな風に 削られる事は初めて知りました
おはようございます
400年も前にこのような技術が生まれていたのですね
千利休の心もこの先ずっと受け継がれていくといいですね
どんな心かって・・良くわかっていませんが(汗)
茶道の技は毎日の修練で培われると思います
音楽も同じだと思ったので
お写真の職人さんの手から感じました
勝手にすみません ポチ完了です
素敵な週末をお過ごしくださいね
bachamaさんへ
そうなんです
ほんと手作りっていいですよねぇ
SONOMIさんへ
こんばんは
まぁまだ僕も勉強中なんで
わかってないかもですが・・・
さすがなコメントありがとうございます!