ホームカラーをオススメしない理由 その1

ホームカラーをオススメしない理由 その1

今日は美容師としてのお話しです

お客様からよくご質問頂いたり

あまりご存じでない方の多いであろうホームカラーについて

 

白髪染めをされている方は特に

すぐに根元から白い厄介なやつ(笑) が出てくるので

気になってしまいホームカラーで染めてしまう。

頻繁にお店に行くにはコストもかかる。

やりたいときにすぐに家で出来る。

 

正直メリットもたくさんあって

仕方がないかなと思う部分は十分にあります。

でも、美容師としてはやっぱりあまりオススメはしていません。

それは髪のダメージがでかいから・・・

サロンカラーとホームカラーの違い

ホームカラーとお店のカラーの違いについて

大きく分けると2つ。

 

まずは、単純に自分で塗るか、他人が塗るか

他人でもプロの美容師が塗るか、

 

これはカラーの知識のあるなしと

その知識を使ってカラー材の塗り分けの技術の有無です。

 

日々進化していき続けているカラー剤についての勉強で得た知識と

アシスタントの頃から何度も練習し続けている技術です。

 

もう一つはカラー剤の成分の違い

大きく分けて二つ

 

カラー剤というのは1剤と2剤を混ぜて使います。

これはお店もホームカラーも同じです。

1剤は主に色を決めるもの

2剤は髪の色をぬくもの

この2つを混ぜて使うことで髪の毛は染まります。

2剤の成分で髪の色素をぬき、1剤の成分で色を表現する

詳しく書くとややこしいので今回は省略しますが

簡単に言うとそういう感じです。

 

一つ目はこの1剤について

 

カラー剤といっても色んな種類がありますが

マニキュアやヘナなどはおいといて

白髪を染めるのも、明るくするものも

ヘアカラー剤というのは基本アルカリ性です

これが1剤の主要な成分

 

アルカリ剤を使って髪のキューティクルをこじ開け

中に染料を入れます。

これはお店もホームカラーも同じ。

 

ホームカラーは誰が使っても染まるように

このアルカリ剤が強く、

価格を下げるために安価なものにしてあることが多いです。

 

ただ、安価なものにすることで

髪の毛にアルカリ物質が残りやすいんです。

これを残留アルカリというのですが

これが残り続けるほど髪のダメージは進行します。

 

お店のヘアカラー剤はこのアルカリ剤の揮発性が高く

(揮発性が高いとは空気に蒸発していきやすいということ)

そのアルカリも揮発しやすいものを使っているので

お店でカラーをしながらも蒸発していってくれるので

ホームカラーに比べて髪の毛に残りにくくなっています。

 

さらに当店ではアフターケアとして

この残ってしまったアルカリ材も

カラーのシャンプー後、

泡状のアルカリ除去剤をつけさせて頂いています。

 

説明できてないことのほうが多いですが

実はいろいろやってるんです笑

 

2つ目は・・・

長くなってきたので続きは次回に書きます(笑)。

ここまでちゃんと読んで下さりありがとうございます。

 

 

 

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